コンバインによる稲の刈り取りが終わりました。
収量が少ないからか、乾燥機を満タンにするにはいくらでも刈れた。
おかげで早く終えることができたが、単純に喜べるわけがない。
予想していた通り、水が引いて適度の湿りになった時、コンバインの
足まわりはすさまじい姿になった。
ショベルで泥を、土を落とすレベルでない。高圧水で洗うしかない。
高圧洗浄機のような、圧力ばかりで水量が無くては泥が流れない。
1インチのエンジンポンプをふかし、先は鉛筆の太さ程度に絞った筒先だ。
手から離れると蛇みたいにくねって危険になる。
目を直撃などしたものなら、眼科へ直行だろう。
それだけの条件で洗っても、ちょっとやそっとではきれいにならない。
稲わらと練った泥が隙間に入り込むと、泥は落ちても奥のわらは取れない。
田んぼが乾くにつれて、次第に泥の付着が少なくなった。
4日(水)には待望の米穀検査だ。どんな品質にランク付けされることやら。
どうあろうとこれが終わらないと通販の販売が始まらない。
聞いた話では、一般に収量少なく品質悪く、おまけに価格は1割以上下落。
これでは農家は踏んだり蹴ったりだよな~。
私事で恐縮だが、ある組織から表彰していただいた。
名目は表彰状だが、感謝状みたいなもの。
腹が膨れるものがもらえるでなし、金一封がわたるでもない。
一枚の紙とメダルがいただけた。名誉だけだね。
地方新聞にも載ったおかげで、電話や葉書が届いた。
その電話の一人に、岡山県出身の元法務大臣があった。
初めて家においでになった時、「あんた誰?」なんて失礼なことを言った。
その後一献杯を傾けたり、私流の大ほらを言ったこともあった。
この方を講師に迎えて研修会を開催したこともあった。
たしか当時は現役の大臣だった。
こんな人から直々に電話をいただくと嬉しいものだね。
さて、11月に入ったからエンドウ類やソラマメの播種が待っている。
玉ねぎの植え付け、葉が伸びてきたニンニクの植え付けも待っている。
来年は黒ニンニクなるものを作ってみようと思う。あれは美味い!