非常事態宣言がついに全国区になりました。
ニュースはコロナ一色だ。
お亡くなりになった方のご冥福をお祈りします。
感染した人が早く回復するように願わずにいられません。
「ふるさとに 帰りたくても 帰れない」
歌の通りになってしまった。田舎暮らしをする者として、
むごいようだがここはひとつ帰らないで欲しい。
都会が赴任先になって、やむなく都会住まいをしている人、
都会で生まれてそこで育った人などはお気の毒だ。
故郷を捨て自ら進んで都会に移住した人も相当数いるはず。
いずれの人も、コロナ騒動が終息するまでは帰りたくても
帰ってはならない。口には出さないだろうが周囲は大迷惑
に違いない。
このコロナ、何を人類に問いかけているのだろうか?。
人類、いや生物が進化するにはウィルスが欠かせないと聞く。
何も得ることがないのでは、死者までたくさん出てしまった、
ただの大騒動に終わってしまう。
スーパーの食料品が陳列棚から忽然と消えた日。
普段なら棚には商品が山となり、余れば平気で捨てていく今の
社会では考えられない出来事だ。
いち農家として、医療崩壊だの政策だのを言うつもりはない。
みんなが、本気で食糧ということについて意識を改めるチャンス
だと思う。お金さえ出せばいつでも買える。自国で足りなければ
外国から買う。それがどうした?
豊かできれいな都会住まいの裏に、故郷の家は朽ち、田畑には
草や木が生えている。関係ないとばかりに人生を楽しむ。
私の地域は平地で比較的少ないが、中山間に行けばそんな景色
がいくらでも目に入ってくる。
コロナはそんなことを伝えているのかなと思わなくもない。
畑仕事をしていれば、3密とは無縁。
ウィルスも見逃してくれるだろうと、せっせと精出しています。
どこかへ遊びに行こうとも思わず、おいしいものが食べたいとも
思わず、楽をしたいとも思わず。
次第に宮沢賢治の世界に入り込んでいる自分があります。