お日様を見たのはいつのことだったか忘れたね。
これで台風でも来たものなら、泣きっ面に蜂なんてもんじゃないぜ。
金を脅し取られた上に殴られて骨折したぐらいだ。
今日は久々の曇り空。
ヒノヒカリを40石の乾燥機満杯に受けました。お米にして渡します。
お日様が照らないから青かった。おまけに湿分(表面の湿り)もある。
こんな籾はまずは送風循環して表面を乾かし、やがて低温乾燥する。
決して温度を上げてはならない。
水分が20%以下になったら一度休ませる。(テンパリング)
通常はタイマーで設定すれば手間はかからない。かかるのは時間だ。
十分なテンパリングをしてやれば、籾の中心部に残されていた水分が、
乾いた表面に移動して出てくる。均質な水分になるということ。
その後点火して15%あたりまで乾燥させれば胴割れしなくて済む。
この時には低温でなくても構わない。高温にしろと言ってんじゃないよ。
我が家では、夕方始めた乾燥が翌日の午後になってやっと仕上がる。
翌朝には仕上がって自動停止しているようでは荒っぽい。
お客に喜んでもらえる米の乾燥は時間がかかるということです。
我が家の「にこまる」はまだまだ青かった。
それにしてもいつになったらこの雨は止むんだろうね、峰ちゃん?