なんとよく降るものです。
雨量の多少はありますが、全く降らない日の記憶は遠いです。
夕方に雲が厚いなと思ったら、深夜に小さいのがパラパラしていたりして。
周囲の田んぼは水浸しのもあれば水の見えないのもあります。
どこも同じだけ降っているはずだから、地下浸透の違いでしょう。
耕すにも刈るにも大きな機械でやっていると地表面を踏み固めてしまう。
効率優先で大型農機具にすると水が抜けなくなってしまう。
そこで久々にサブソイラーを出しました。
地表面30センチまでを縦に割りながら、直径10センチの鉄の砲弾を地中を通します。
装置全体がバイブレーターですから、割った土の周囲にヒビが入ると聞いている。
表層の雨水が地下に素早く浸透し、暗渠があればそれを通して排出されるし、
暗渠は無くてもそれなりに排水はよくなるということ。
この作業は毎年しなくても構いません。隔年で十分とか。
私の田んぼはいつしたっけな・・・・・・
長方形の田なら長手方向にトラクターもコンバインも田植え機も走ります。
砲弾暗渠を縦に引っ張ると、私の地域では田植え機の車輪がめり込んでしまう。
必ず斜めに引きます。
60年以上前に海の泥で干拓しています。たくさんあったクリーク(堀・広い溝)
を埋めてありますから、表面の硬くなった土を破ると、その下は底なし沼。
田植え機の車輪は幅が狭いので、サブソイラーで付けた溝にはまることがあります。
どんなにあがいても沈む一方で、最後はエンジンまでが泥水の中に潜ります。
きれいに代掻きして植えてあるところを、牽引のトラクターが乱暴に走ります。
脱出の終わった跡のみじめな景色。
へこんでしまうほどつらい気持ちになったことも幾度か。
それはさておき、いつになれば菜の花に向かって準備作業ができるのやら。
それまでは日常思っていること、頭の中で温めていたことなど形にしてゆきます。
ここ数日のうちでオリジナルな改造や新製品が3つ4つとできています。
これは非公開の内緒ね。