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田んぼに水を入れる作業が終わりました。やれやれとホッとする時です。
田植え前から4日に一度、用水路にはたっぷりと水が来ます。 6月中旬から3か月と少々、今日9月22日の水引きを持って今年は終わりました。 7月中旬までの深水期間は、用水路の水位では足りない田んぼが多くあります。 そんな田の脇には交通の邪魔にならないようにエンジンポンプを据えています。 植えてからたった20日間ほどですが、この間が一番気を使います。 田んぼの見回りを頻繁に行う期間です。このとき気を抜いたら草を抜くことになる。 そんな大事な水も今日を最後にたくさんは来なくなります。 以後はきれいさを保ち、防火に困らない程度の水位で管理されます。 稲はというと、ザブザブするほどの水は要らないが、本当に欲しいのは 実はこれから。でんぷんが合成されて米粒が太るのに必要な要素は、太陽光と 二酸化炭素と水だ。増収のために振った穂肥はたいして役に立たない。 稲本体が枯れない程度に窒素が効いていればいいのです。 秋風がそよそよと吹いて葉が揺れ、上位葉(止め葉とその下2枚ほど)に まんべんなく日光が当たり、根から水分が補給されればでんぷんは生まれます。 二酸化炭素は空気中にあるのだから、これは手出しできない。 問題は昼間に合成されたでんぷんが、夜の間に効率よく米の袋に貯めることが できるか否かだ。ポイントはひたすら夜温にある。 立秋が過ぎると早々に夜寒になる地方は、捨て作りでも反当10俵近く穫れる。 彼岸ごろまで暑くてかなわないという地域は多収穫には向いていない。 夜温が高いと稲本体の呼吸作用が激しくて、昼間に作ったでんぷんを消費して しまう。せっかく稼いでも、親父が呑んでしまったら子供が養えない。 夜温が低いと稲本体がおとなしくなるので、子供たちに滋養のあるものを 食わすことができる。結果、米粒が太ることになる。 一般に北の地方や内陸部、標高の高い地域は多収穫可能である。 今日の議題は水だった。標高の話ではなかった。 田んぼはカチカチに乾くようなことは論外だが、畑根である上根が呼吸でき、 早くに直下に伸びた水根の死なない程度に湿っているのがよい。 だから今日入れた水は、速やかに抜きます。 そのうち天から適当な湿りがあることを待つし、なければ水位の下がった 用水路からポンプで入れる覚悟はしなければなりません。 ガソリンを使って入れた水も、全体に行き渡ればすぐに抜きます。 そんなことはしたくないからと言って、今日の水を溜めっぱなしにすることは 上根にとってはおお迷惑。太れる米も太れなくなる。 そんなわけで、これからの水管理は早い話が適当でいい。 申し上げておきますが、時折話している田植え直後に出る直根は水根、後半に出る ひげ根の上根は畑根。この原則は稲の持つ生理で、品種も地域も一切問わない。 あなたの体に心臓があり肺があり血が赤いのと同じです。 ホワイトもイエローもブラックもみんな同じです。 決して私の稲の特別事情だけ話しているのと違いますからね。
by nanohana-rice
| 2016-09-22 22:18
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