稲の登熟の水の欲しい時はちっとも降らなくて、今になって
どかどかと降ってくれる。
大きな杓の頭の部分を外に置いていたら、雨で一杯になった。
相当な雨量です。
等級検査の終わった米袋を冷蔵庫に運ぶことができない。
30キロの米袋を42個積んだパレットを、フォークリフトで冷蔵庫の
入り口まで運び、人間が冷蔵庫の中からひとつづつ取っては5個×
10段に庫内に積み上げてゆくのです。
この作業が下がじるくてできない。乾いたと思ったら次の雨だ。
雨で軟らかくなったマサ土の上をリフトが走ると大変なことになる。
おかげで作業場はパレットを積み上げたままで片付かない。
ひとつが片付かなかったら次も片付かない。
手刈りしたたくさんの稲を脱穀することもできない。
コンバインやトラクターも田んぼから帰れない。
一番恐ろしいのは雨の後の強風だ。
籾殻の山がどんどん低くなるほど風で飛ばされる。
風下の畑の野菜は埋もれるほどになる。
畑との境界のあぜ道は、わからなくなるほど籾殻が積む。
飛んだ籾殻を撤去するのは想像を絶するほどの重労働だ。
かと言って今は田がじるくて運搬も不可能だ。
諸悪の根源はこのしつこい雨だ。
ということで、何とかしてくれよこの雨を!!