晩生品種の出穂前の一斉防除part2が金土日で始まりました。
一週間前は中生品種の出穂前の予防だった。
もう一週間後は中生品種の出穂後防除。
更にその一週間後は晩生品種の出穂後の防除。
つまりなんだな、4週続けて金土日は一斉防除の日。
両方の品種を作っている人は1ヶ月連ちゃんだ!
動力散粉機を背負って自分でする者もいれば、
頼んでラジコンヘリでやってもらっている人もある。
暦通りに散布すればそれなりの経費がかかるので、
一回で済ます人もいる。
その人曰く 『せめて一回はしなくてはならんだろうから』
そりゃぁまぁ毎回するよりはましだろうけど・・・・
尋ねてみたいもんだ。
『で、あんたの田んぼにウンカがいたの?』
最近聞いた言葉に、『この夏は暑いから虫も多いだろう』
『あの田んぼは虫がたくさんいたから予防をしておこう』
これも聞いてみたい。
『その虫って害虫だったの?』
観察の上で薬撒きしている人はまずいない。
2回かければ5千円ではすまないだろう。
コスト面、環境面、健康面、食の安全面にと、どれをとっても
いいことづくめなのにと思うのだが・・・
農家って人がいいんだね。だって自分の意見は言わないもん。
言われるがままに買って撒くもん。
一般に予防とは、前もって防ぐための手立てをいうのですが、
農家に限っては、薬を撒くことそのものを予防と言うのです。
例えば、
「毛虫が庭木の葉を喰ってしまったので予防しておいた」
どこかおかしいのですがね。
この村にカーソン女史の「沈黙の春」到来も遠くないだろう。