前回の補足を書きます。
45日前を中心に前後1週間ぐらいは構わない。
っと言いましたが、これは硫安や化成肥料のこと。
もし有機稲作をしている人がいたら話は別です。
有機肥料は田植え前に入れておくのが大原則。
それでも振りムラがあったり足りないような場合の話です。
有機肥料は振ってから肥効が出るまでに日数がかかります。
55日前をお勧めします。
10日後に窒素が効いてきたとして、45日前頃になります。
効いてきたと言っても硫安みたいに急激には効かない。
じわ~っと、やんわりと効くのだから、早めのほうが安心できます。
ということで有機肥料は55日前をお勧めします。
ドカン肥を振るときには、新しい水にしたほうが
レスポンスが早いし、いつまでもしつこく残らないで、
肥効がさっさと切れる・・・・と、井原氏は書いています。
私はこだわらずにやっていました。
入れ替えるにはそれなりの手間が要るし、その頃はカブトエビが
大きくなって産卵の頃ではないのかと思うのです。
彼らのために極力水の入れ替えはしない方針なので、
濁り水の中にドカン肥を振っていました。
色が出てきたら畦の上からポカンと見るだけではなく、
決めた数株に棒切れを立て、茎数の変化を観察して欲しい。
何年もしなくてもいいから、一年だけでもやってみてください。
夕方数えると決めたら、雨が降っても風が吹いても必ず数えます。
2週間続ければ十分。どんな増え方をするか自分の目で確認
してみて下さい。
ただ見るのではなく、観察すると何かが観えてくるものです。
それがあなたの自信になってきます。
なんてえらそうなこと書いちゃった。
今回でドカン肥を振る頃のお話は終わりとします。
もっと訊きたいことがあったら投稿フォームズからお便り頂戴。
次回からは水管理についてお話します。