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四国の小京都と呼ばれる四万十市にお話しに行ったのは今回が2回目。
四万十市は決して都会の街ではありません。 里山もありますが、四万十川を挟んでそれなりの平野部もあります。 四万十川の両側には平行して「渡り川」「後川」という川が流れており、 農業の恵みはむしろ両側の川から受けているように思えました。 高知県は野菜の生産高日本一だったように記憶しています。 そのくらいだから農業に皆さん熱心なのかと思っていました。 しかし日本の農業のたどっている道を、ここでも間違いなしに歩んでいたのです。 車で走るとどちらを見ても、当たり前の景色ように目に飛び込んでくるのが耕作放棄田。 これを何とかしようと行政も立ち上がっているのです。 こんな田んぼがいっぱいあるということは、若い人が町に出て行ってしまったのか・・・ 小さな猫の額ほどの田ならわかるが、5反もあるような大きな田が草ボウボウなのだ。 10年ぐらい前から目立ち始めたと言う。 頑張っていたおじさんたちも寄る歳には勝てなくて、ギブアップしたのだろう。 これを目にしたらきっと心が痛むだろう。それが農夫というものだ。 案内してもらった田には木はまだ生えていない。救うのなら今のうちだ。 数年もするとパワーショベルでなければ歯が立たなくなるだろう。 ある一画をみんなが放棄すると、田に続く道までこうなる。 前を向いて歩くことはできない道だ。顔が葉で擦り切れるだろう。 車が草を掻き分けて走る体験は私も初めてだった。両側がジャングルだ。 高知県の太平洋側は、亜熱帯に近い気候と思う。雨量も多いし気温も高いし、 生える草も半端じゃない。これでは肩掛けの刈り払い機では出る幕もないだろう。 これと同じ草が田んぼにも3m以上に茂って我が物顔でいる。 田んぼがこの道と同じなんだよ。こんな田が想像もつかないほどの数と面積なんだ。 一人や二人の力では手に負えないだろう。 みんなの元気を合わせて取り組まないと人間の負けになる。 こんな田を死に物狂いで元に戻しても、取れた米の価格はみんなと同じだ。 計算高い者は逃げるに決まっている。もっと楽でゼニになる職業を選ぶだろう。 でもこれに果敢に取り組もうとする若者も、その後押しをする人たちも行政もいる。 彼等はこんな田んぼに菜の花やヒナゲシが揺れ、子供達の声が響く日を夢見ている。 私もここまで関わった以上、今さら知らないよとは言えない。 どこまで応援できるかわからないけどやってみるか。 わが国のことを 「豊葦原の瑞穂の国」 という表現がある。神代の頃の呼び方だ。 豊葦原ってきっとこんな景色なんだろうなと思ったことでした。 昔の人はこれを手作業で開いて美田にしたわけだ。鉄の鍬ぐらいあったのだろうか。 かたやトラクターもある現在、この草に負けたのでは昔人に笑われる。いや、叱られる。 工業優先で走ってきた政策の結末がここにある。 それを今さら百回グチっても何も始まらない。前に進むしかないのだ。 まだ何か書き足りないのだが、とりあえず送信します。 このブログを読んでいる元気兄ちゃんがいた。違ったこと書いていたら遠慮なく言って。
by nanohana-rice
| 2009-09-26 22:40
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