ついでにもうひとつアップだ。
穂の付け根あたりの太さ3.8mm。着粒数はおよそだが250~300粒。
どう見てもハイブリッド稲としか思えない。
ハイブリッド稲なら売れるのだが、実はこれは雑草稲なのです。
米は長粒種に属するのだろう。これが混ざるとカントリーも荷受をしてくれない。
つまり米として認識していないのです。異物として捉えているようです。
近くにこれがいっぱい生えている田んぼがあります。
まだ出穂しないはずの田に、一足早くこれが出ています。
純系保持という認識のない農家が、種子をおろそかに扱うとこうなるのでしょう。
JAが種子更新をしろと言うのがわからなくもない。
自分で乾燥・調製する農家は、米の径が細いからグレーダーで落ちると思うのだが。
飼料用なら穂が大きいからいいのでは?
穂の長さは350ml缶ビールの倍ほどある。通常では見ることのないデカイ穂だ。
長粒系は穂がおおきいのだろうか。
私が趣味で作っている黒米は長粒種で、この穂に並ぶ稲は見たことがない。
我が家に韓国の農家が来て、目ざとく見つけた。
「これはハイブリッドですか?」 「違う?」 「黒い米?」
「穂を下さい、お願いです」 持って帰ってどうしたのだろう・・・