リンク集
お気に入りブログ
最新のトラックバック
以前の記事
2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 05月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
前々回の続きをと思うのですが、どうも乗り気にならない。 もう、どっちでもいや!って気分。 どこかで、環境問題発言をしたことをここで書いてみたところで、 何の役にも立たんだろうに。 書くと言ったからには、何か書かないとウソになる。 発売開始からかれこれ30年になるだろうか。 稲に与えた肥料のうち、すぐに吸収しきれない成分が河川を 汚すとかいって、被覆肥料が発売された。 売りのポイントは、川を汚さない環境に優しい肥料だ。 肥料成分が薄い皮膜に覆われていて、皮膜に開けてある微細な 孔から成分がじわじわ溶け出し、稲の欲しがる期間中、過不足 なく稲に与えるという触れ込みだ。 田植え前に施肥しておけば、出穂前の穂肥も不要だという。 ここまで聞けば100点だ。 機能性肥料ということで、値段はべらぼうだ。 でもみんな使っている。 素直にそうかと従えばいいものを、「待てよ!」と、環境を 考える百姓は立ち止まった。成分の出たカスはどうなるんだ? 代掻きをすれば水に浮いて、やがて川に流れてゆくに違いない。 自分としてはこの肥料は受け入れるわけにはいかない。 とうことで発売以来、買ったことも使ったこともない。 田んぼから水が出てゆくときには、このカスは必ず浮いている。 私の家は真水が海に出てゆく600m手前である。 用水路にはいくらでも浮いている。流れている。 まずはこのことについてJA当局側に問い正した。 肥料袋にはカスを川に流さないことと書いてあるが、 どうやれば用水路に流れ出ないのか教えてくれ。 南の国ではクジラがレジ袋を飲み込んで死んでいる。 しかもそのレジ袋は、自然分解して環境に優しいと書いてある。 尿素被覆肥料(LP肥料)のカスは、そのままでも立派なマイ クロプラスチックであると思う。魚が口に入れたらどんなことに なるのかあなた方は考えたことがあるのか? 海洋を汚染する方法で米を作ってると消費者が知った時のことを 考えたことがおありか? カスを流さない方法には触れなかった。知るわけがない。 カスがマイクロプラスチックであるということを、公に認めます とも言わなかったね。 牡蠣殻を田んぼに撒いて循環型稲策を模索しているという別の 話が出てきた。こちとらはそんなこと聞いてんじゃねぇよ。 「今のカスは数年で分解するのですが、もっと短期間で自然に 分解する製品を開発させています」 「期間は一年だぞ!翌年には全部溶けていることだな。」 「3年だそうです」 「それじゃ話にならん!」 「あのな、自然素材は環境に優しいと世間ではいわれている。 ではな、自然素材である木綿糸をてめーの指に固く巻いてみな。 自然に優しい木綿糸が腐るのが早いか、あなたの指が腐るのが 早いかやってみなはれ。」 もっと続くのだが、こんなこと書くとエネルギーが要るね。 私の考えに賛同してくれる人もいるが、敵に回る人も出てくる。 敵を増やしたいとは思わないが、ニコニコで終わるイエスマン になろうとも思わない。 続きは気が向けばまたね。
#
by nanohana-rice
| 2019-07-29 00:16
すっかりご無沙汰。時間がないわけではないが、元気なしの状態。 田植え後は苗籠を腰に全田の補植。その時見つけたのが小さな草。 補植も終わらないうちに草(コナギ)との闘いが始まった。 最初に出た道具は昔ながらの「8反ずり」 1条用と2条用で田面を 擦るのか摺るのか知らんが、爪でひっかいて浮かせてゆく。 補植が終わったら今度は残った草を手取りです。 取っても取っても取っても・・・・生えたばかりのは小さくて水の中 だからどうしても残ってしまう。 8月1日までは中干。トロトロの泥が乾いて固まってきています。 それまで泳いでいた多くの生き物は死に絶えます。 一部の虫は土の中に潜って次の水を待っています。 中干が終わると、またまた草取りが始まるでしょう。 穂が出るころまで続くでしょう。 去年の夏もこやつに泣かされた。 今年は緑肥も例年になく茂っていたし、去年発生したくず米を販売 せずに、反当100キロも振りまいたのに。。。。 でもしっかり生えてくれた。これじゃぁ毎年一年生だな。 来年はどんな対策をとってやろうか。 一番手っ取り早いのは、除草機の導入か。 歩行型のちっこいのもあるけど。やっぱり乗用型がいいかな。 4条植えの田植え機がおよそ140万円。 対して、同じ4条用の除草機は160万円だ。そんな金どこにもない! 誰ぞ金貸してくれ! コナギの発芽は、泥の中が無酸素状態になることから始まる。 田植えの前に行う代掻き作業がこれにあたる。 朝代掻きをすると、夕方にはコナギの種子は発芽モードになる。 発芽のスイッチは入っても、発根はもう3・4日後となる。 この時に緑肥から大量の有機酸が出るように仕向けるのがわが農法。 やつらも利口になったのか、わずかなスキを狙って生え始めた。 乾燥状態で細かく耕した田んぼに、籾を直接播くのが乾田直播。 この農法は田植えこそしなくて済むが、除草剤漬けの稲作りだ。 薬漬けだから、コナギが生えるか生えないのかわからないが、理論 的にはコナギは発芽スイッチが入らない。 ということは、代掻きをしないで入水後田植えをすればコナギは 生えないのではないのか・・・・という理論も成り立つ。 実際の作業をシュミレーションしてみると、多くの問題点が出てくる。 菜の花農法もたくさんの問題を乗り越えてきた。 問題点があれば解決してゆけばいい。 代掻きなし田植え。。。若者、いや馬鹿者の発想だよこれは。 フツウの人は考えもつかない。フツウの人はコナギを知らないね。 農家と話しても「コナギ?どんな草?」と言われるのがフツーだ。 そんなわけで、この夏もコナギとの熱い戦いを繰り返しています。
誰ぞ手伝いに来る者はおらんかい? ガリガリ君ソーダぐらいは出すからさ! #
by nanohana-rice
| 2019-07-27 00:19
もう、くたくただぁ~~
植えた後の補植の手伝いがあれば助かるんだがなぁ~~ 前回やんわりと言っておいたのに、誰も来ないとは何事ぞ! 前回の続きを。 JAには、株主総会に当たるものとして通常総代会があります。 決算・予算の承認、役員改選、定款の変更などが行われます。 大きな組織のため総代会に先立ち、地域ごとに事前説明会 が開かれ、この場で質疑応答をすることになっています。 皆さんからの質問が出終わったころを見図り、日頃の思いを ぶつけてしまったのだ。 前もって資料冊子が送られてくるので、一通り読んだつもり。 数字にはからっきし弱いので、貸借対照表を読み上げられても 私にはよく理解できない。 気になったことは、「環境」という言葉がどこにも出てこない。 「経営環境」という言葉が理事長の挨拶の中にあっただけ。 私の言う環境とは「地球環境」のことだ。 54歳?で国家公務員を早期退職した時の挨拶状には、 「これからは環境問題を生涯のテーマとして百姓します」 と書いた記憶がある。 誰かみたいに「記憶にございません」とは言わない。 発言してくれと頼まれもしないのに「は~い」と手を挙げた。 いかなる企業も、環境を無視して成長は望めない社会にあって、 この冊子の何処にも環境という言葉がない。 環境に対して取り組む姿勢が、JAにはあるのか否か。 2020年の東京オリンピックの選手村には、G-GAPを取得して いないと、食料品を納入することができない。 有機JASは食品の安全を主体にしているが、G-GAPは環境への 配慮や農業者の安全も取り組まなければならない。 当JAではこういったことに取り組む気があるのか。 あるいは自分たちには関係のない話として傍観しているのか。 まずはこのあたりの考えをお聞きしたい。 続きが読みたいだろうけど、夜も更けたのでここまでとしよう。 誰ぞ原稿料くでぇ~~
#
by nanohana-rice
| 2019-07-01 23:40
田植えが終わり、苗が育った苗代も田植えしてすべてが終了です。 一息つく間もなく補植が始まります。 小規模農家ほど丁寧に補植し、大規模農家は植えたら終わり。 日本式稲作とアメリカ方式の違いを垣間見る思いです。 さて我が家はというと、丁寧に見て回る部類に入ります。 周囲の田んぼと違いわが家の田植えは、土の中に植えるのでなく、 緑肥というごみの塊の中に田植えをしています。 機械が植えても転ぶ苗が多い。植え付け部の下にある舟ががごみ を押し、さっき植えたばかりの苗の上に覆いかぶさることが よくあります。 そんなかわいそうな苗たちを助けるためにも、わが家は丁寧に 補植をして回ります。 総面積70000㎡を幅2.4メートルを見ながら歩くと29キロ。 ぬかるむ泥の中をだよ、もしも一人で歩いたら確実に死ぬるよ。 みんなでするから死なないで済んでいるわけだ。 このように書いておけば、誰かが助けに来てくれるだろう・・・ 来るんだったら早いほうがいいからね。 はっきりした証拠はないのですが、どうも海水が逆流したらしい。 その用水から取水して雨のように降らせて苗を育てたものだから、 苗箱の中は塩気が残り、次第に濃くなったことが考えられる。 昔の製塩と同じ原理だ。ある時から苗の色が黄色くなり、伸びなく なった。 こんなにも短い苗に泣いた年はない。 塩分が原因という証明ができない以上、どこに言うこともできません。 わが家だけではないらしい。 海水と淡水の境にある樋門の修理にどうも問題があったらしい・・・ 塩分の逆流を耳にしてからは、すぐに手を打ちました。 海水が含まれていないと思われる水を、苗代にたっぷりと入れます。 3時間ほどそのままにしておき、今度は全部落水します。 これを何度も繰り返すのです。この作業を除塩と言います。 小学生のころ海の泥で地上げして広い田んぼにした干拓事業を 見てきました。この時の記憶が役に立ちました。 JAのある会合で、黙って説明を聞いていればよいものを、 つい発言してしまった。 いささか過激だった。 天然素材なら環境に優しいというが、木綿糸を指に巻いてみな。 糸が腐って自然に還るのと、指が腐るのとどっちが早いのだ? レジ袋でクジラが死んでいる。数年で自然に還るという袋でだ。 詳しくは次回に譲ろう。
#
by nanohana-rice
| 2019-06-26 23:15
机の片隅に愛用のCDラジカセが鎮座しています。
メイドインチャイナらしく、ディスプレイ部分は早々と壊れた。 ラジオの選曲はまず無理。時間もわからない。CDの曲順も さっぱり。スピーカーからは時折ガリガリと雑音が入る。 貧しいから買い替えもままならない。 時折CDを入れ替えて懐かしいミュージックを楽しんでいる。 今入っているCDは、昔々の、その昔の曲を聞かせてくれます。 22・23才の頃東京に住んでいました。 録音テープはリール方式が主流で、カセットテープが出始めた頃で、 この細い幅のテープで大丈夫かなと思ったことでした。 好きな曲が聞きたければレコードを買うのが普通でした。 電卓もない時代です。 休日によく出かけたのが歌声喫茶。 歌集を買い、コーヒー一杯で粘ったものです。 相席は当たり前で。見知らぬ4人が一つテーブルで歌うのです。 アコーデオンに合わせて、思いっきり声を出して歌っていました。 遠慮はいらない。そんなことが好きな連中ばっかりですから。 記憶が薄らいできているのですが、新宿駅の東口を出ると 「コマ劇」というのがあって、その近くだったように思います。 「カチューシャ」という歌声喫茶でした。 なにぶん50年前のことだから正確とは言えません。 その頃をほうふつと思い出させてくれる一曲がペギー葉山の 「学生時代」。 今聞いているCDからこれが流れます。 他には、遠き別れに耐えかねて・・・の「惜別の歌」もあります。 ペギー葉山も今は故人。時の流れが身に沁みます。 このブログにお立ち寄りくださっている方の中に、歌声喫茶 「カチュ-シャ」をご存知の方がいらっしゃると嬉しいです。 そんなこともあって、今でもハーモニカで好きな曲を吹くことが あります。好きで楽しむ分には下手も上手も関係なし。 高齢者の集まりに呼ばれて、みんなで懐かしい歌を楽しんでいた こともありました。 観光バスで、イジを言う幼児のそばに行き、ハーモニカを吹けば あっという間に泣き止みます。 どんな子供でもくるくるの目になり、不思議そうに見つめます。 緑肥のすき込みが始まりました。 時速5キロのでる走行ギアで、爪の回転は最低速。 私のトラクターでは、計算では1反7分半。実際には10分かかります。 明日からいよいよ本格的になります。 緑肥の出来の悪かった田んぼには後日くず米を散布します。 鶏糞を撒く田んぼもあります。 田んぼのことはまたの日に。
#
by nanohana-rice
| 2019-05-27 00:29
5月と思わないようにとラジオが言っていた。 真夏みたいな日がもう始まりました。 気温が高いせいか稲の苗の伸びが早いようです。 田んぼが忙しくなる前に、畑の仕事を済まそうと大車輪です。 30本ほどオクラを植えました。 前回お話ししたように、アルミ箔を茎の根元に巻きました。 おかげでヨトウムシの被害がありません。 オクラの苗は、ポットで育苗したものと、畑に播いた2種類。 畑のは肥料も効いたのか、大きくて立派な苗。 ポット苗は栄養失調みたいで弱弱しい感じ。 ところがだ、地球苗は掘るときどうしても根を切る。 立派なのは植えた瞬間だけ。20分もするとふにゃ~っとなる。 ポットで育った苗は根を切らないからいつまでも元気。 しおれた苗には藁をかけてやって日光を遮ってやる。 それなのに、2日目もまだふにゃ~だ。 予約していたサツマイモの苗が3品種届きました。 どろ縄もいいところで、それから予定している場所の草抜き、 耕耘、畝つくり、黒マルチ掛けだ。 安納芋、紅はるか、紅あずま。秋に収穫してからが問題。 黒くなって腐り始める。 もう作るのよそうかとも思う。半分食べればましなほう。 いっそのこと欲しい時だけ買ったほうが楽でいい。 今月23日で73歳になってしまった。 誕生祝に大きな鯛がたくさん届いた。ありがたや、ありがたや。 峰ちゃんごちそうになります。多謝・謝謝!シェーシェー そろそろ選択肢の中に「楽・らく」を入れてもいいかな? 健康診断でも酒・焼酎を止めろとも言われない。 血圧、血液検査、骨密度、その他もろもろも指摘なし。 胃カメラもきれいなそうな。大腸がんの兆候なし。 食欲旺盛、快便、頻尿や残尿感もなし。 悪いのは脳細胞だけ。これは生まれつき。 ありがたや、ありがたや。もう何年稲作できるかな? 足腰は間違いなく弱ってきたから、まずはこけないことだ。 細いからもう少し太れと言われる。この細いのがいいのだ。 太っても今更筋肉が着くわけでない。脂肪が増えるだけ。 体重少ないほうが最期に担いでもらう時に軽くていい。 緑肥のすき込みをそろそろ計画に入れなくては。 マメ科に期待して、期待が外れた田んぼには、肥料としての 鶏糞が要るし、緑肥不足を補うくず米も散布する。 マメ科緑肥は茂るのと、そうでないのとでは、雲泥の差だ。 苗の生育が例年になく上出来だ。 苗箱が下の土としっかり密着したことがよかったのだ。 何年経っても毎年一年生だ。来年は二年生になれるかな? 早く二年生にならないと、私の稲作人生いつまでたっても 卒業できないぞ。 それまでにお迎えが来たら、稲作小学校を卒業したら こちらから行くと言おう。 あぜ道に生えるセリに妙薬はないものか。 海水と同じ塩分濃度の塩水では知らん顔。 2.5倍の8%塩水をかけたがやっぱり知らん顔だ。 今度はモミ酢原液で10%の塩を溶かしてみよう。 わっ!えらい時間になっている。止めて寝よっ!
#
by nanohana-rice
| 2019-05-25 00:59
緑肥のすき込みやその後の田植えに向けて、とりあえず済ますべき ことを精力的にこなしているつもり。 つもりはつもりで、なかなかそうはさせてくれないのが世間と人生。 出かけることや客人の多いこと。 でもねぇ~~、誰も訪ねて来てくれないようになったらシメェだよ。 千客万来のうちが花ってもんだろう。 昼は昼で、お役目上出てらっしゃいということで、おばちゃんたちと にぎやかに食事をしてきました。 そんな合間を縫って里芋(エビイモ)の移植がとりあえず終了。 120株も植えただろうか。とりあえずってのは、この先適当な 場所ができたら懲りずに植えるってことだ。 あるいはナスやピーマンが何かの都合で枯れたとすると、 その後に芋を植える。 そのエビイモ、別の場所に種芋をさかさまに深く仮植えして おいたものを、芽が伸びたのから順番に植えていきます。 地中から巻いた葉が出てきて、その葉が開いたら大急ぎだ。 開いていなくてもかまわない。 悪いのは、2枚目の葉が開く頃まで遅れること。 一見立派な苗に見えるのだが、植えた後に植え傷みが出る。 葉が枯れることもある。放っておいても下から次の葉が出てくるが、 生育に遅れが出てくる。 ヨーイドンで、まずはこけてから走り出すようなもの。 早めに移植してやれば、苗は知らん顔して生育する。 大きな高い畝の中央に、深い穴を掘って植えます。 思い切って深く植えるものだから、畝を縦に見ると、 土の上に葉が見えない。そのくらい深いのだ。 やがて伸びるから土を寄せてやれば、超深植えしたことになる。 夏に土寄せをしない作り方だから、最初から深く植える。 こうしないと、食べる子芋に光が当たってガリガリ芋になる。 夏野菜の苗を植えると、決まって出てくる与党虫。 夜出てきて悪さをするから野党虫とも言う。 野菜の品種は問わない。地際から見事に喰いちぎってくれる。 今年の対策はこうだった。 地際のあたりの茎に、台所のアルミ箔を5センチ角に切ったものを 二重ぐらいに巻き付けた。軽く巻いているだけだから、成長して 茎が太くなれば緩んでほどけてゆく。 被害に遭わないほど生育したら、全部取ってやるつもり。 おかげでヨトウムシの被害に遭わなくて終わった。。。。。。 トマトも巻いて斜め植えしたら、箔の上をチョキンとやられた。 これから大量に植えるのがオクラ。これが激しくねらわれる。 植える端からやられる。苗が倍量あっても足りなくなるほどだ。 オルトラン粒剤を根元に撒けばいいと教えてくれる・・・・・ 今年はアルミ箔で乗り切ろう。 今夜の野菜作り教室はここまで。 一杯飲んではよ寝よ!
#
by nanohana-rice
| 2019-05-22 00:28
今日は生まれて初めて蜜蜂の群れの中に手を入れました。 そして手にしたミカン箱に群れを落とし込みました。 どこに女王蜂がいるのか、あまりの群れでわかりません。 柿の木の幹にまとわりついた蜜蜂を、あたかもそぎ落とす ように、両手で優しく掴んで箱の中に入れるのです。 その感触は・・・・・何に例えればいいのかわからない。 話を最初に戻すとこうだ。 ひとつの巣箱の中の蜂が増えすぎて、新しい女王蜂に その巣箱を譲るべく、今の女王蜂が自分の家来を引き連れて 新天地を求めて下界に出てきたわけ。 とりあえずどこかに腰を下ろし、斥候役が新天地を探しに出かけます。 いい場所が見つかったら全員でそこに移動します。 これを分蜂といい、群れごと逃げられるのと同じ。 毎年目にする光景ですが、今年は勇気を出して挑みました。 専門ではないから、新しい巣箱なんて我が家にはない。 ミカン箱なら持つ部分に穴が開いて、蜂の出入り口になるだろうと 考えたわけです。 これで状況がご理解できましたか? 身体の周りはもう蜂・ハチ・八・・・・非日常の世界だ。 ブンブンではなくウォ~ンと鳴いているよう。 どれが女王蜂と確認はできなかったのですが、箱に 落とした蜂が出ようとしない。 ということは、女王蜂が無事に確保できたということか。 ミカン箱を地面に置き、その上から大きいリンゴ箱を被せました。 隙間はいっぱいあるのでどこからでも出入りできます。 その上には大きなコンパネで雨よけの屋根をしてやりました。 カーポートの下に車が置いてあるような感じです。 うす暗くなってからそっと近づいてみると、うなり声が聞こえる。 無事に身柄確保ができたようです。 問題はここからと、養蜂家の上垣さんから連絡がありました。 分蜂に備えて蜂は蜜をしっかり飲んでいるらしい。 しかしやがては体力が落ちてくるという。 このままでは蜜を吸いに飛んで行かないという。 ちゃんと蜜を溜めれるようにしてやらねばならないらしい。 その間は蜂ちゃんに食事を与えなければならないと。 濃い砂糖水を温めて与えるのです。 おいおい、早く来てくれよ。素人ではどうなることか。 首から上は念のために専用のネットでできた箱を被り、両手は 厚手のゴム手袋。でも刺しに来る蜂はいなかった。 これなら重装備をしなくても大丈夫そう。 せいぜい、ゴム手袋と長そでシャツと帽子で十分とみた。 髪の中に蜂が入ると、手足が絡んで出られなくなり、最後は 人も蜂も不幸なことになるらしい。 だから帽子だけはきちんと被ったほうがいい。 今日はそんな貴重な体験のできた一日でした。 蜂をつかまえました。面白かったです。おわり
#
by nanohana-rice
| 2019-05-11 00:20
日付が変わってからの文章作成です。 猫の口腔外科をしました。 家猫ではなく、毎日やって来てたらふく食べて帰る野良です。 猫のくせに魚系は得意とせず、肉系がすきな奴です。 肉ならなんでも。鶏のから揚げはことのほかお好きのよう。 焼き豚、あらびきウインナーなども好物。 家猫のミーちゃんは抱かれるのが大嫌い。 対してこの野良君はすりすりして相手にしてくれとせがむ。 相手にして体に触れてやるとたいそう喜ぶ。 さて、その野良君に大きな魚のアラをやりました。 腹が減っていたのか珍しいことに食べた様子。 それからしばらくして食欲がなくなってしまった。 いや、正確には食べられなくなったのだ。 大好きな牛乳も、容器の前までは行くのですが飲まない。 肉をやっても一口で止めてしまう。カリカリも同様。 口からは異様によだれが出ている。口がわずかに震えている。 よだれには血も滲んでいる。 もともと病気持ちで軽い体重なので、見るも痛々しい。 台所に入って来てせがむが、どうしてやることもできない。 3日ほどしてハタと気が付いた。 もしかしたら魚の骨がのどに刺さっているのでは? 昼のこと、足元にきてニャーニャー鳴くが元気なし。 元気がないほうが口を開けさせやすい。 上顎に何か異物らしきものが見える。 女房と二人がかりで口を開けさせ、太いピンセットでつまんで 引っ張ってみた。 なんと取れた抜けた外れた! 魚の背骨のひと関節だ。臼みたいに丸くて中央が少しへこんで、 1センチほどの骨がくっ付いている。 細い骨と違い、口の中には丸い大きな塊があったのだ。 良かった良かったと頭を撫でてやると、いそいそと台所へ。 腹が減っていたのだろう、食べた食べた。牛乳も飲んだ。 女房殿がたっぷりとごちそうしてやったらしい。 というわけで、野良猫の口腔外科をしてやりました。 野良だけに、毎日遠くまで出かけるのがお勤め。 麦が茂り緑肥の背丈が伸びてくる今の時期は猫には危ない。 草に潜んで目前まで獲物が来るのを待つ狐には好都合。 2年前の今頃、かわいがっていた野良が帰らぬ猫となった。 その少し前、麦畑の中を走る狐を見かけていた。 狐が悪いわけではない。これはごく自然なのだ。 決して人間の感情で判断してはならない出来事と思う。 野良とはいえ、すりすりしていた野良がいなくなると寂しい。 さて、まもなく籾の播種です。 8日には塩水選と温湯消毒を済ませました。 9日は終日水に浸漬。夕方引き揚げてビニールで包みました。 予定では10日の夕方には鳩胸状態が近くなっているはず。 ビニールを剥がして乾燥に移ります。 11日は一日かけておよそ2000枚の苗箱に播種です。 そして12日にはそれこそ家族総出で苗代に並べます。 ナバナの種採りの第一弾が終わりました。 まだ乾燥しているのもあります。 蜜がたくさん採れる菜の花も干しています。 我が家ではこれを蜜花と呼んでいます。 どうやらこの蜜花、在来種らしい。 もしもだよ、この花はうちのだとモンサントが言い始めたら、 もう種取はできなくなるだろう。買うしかなくなる。 それでも採種したら、法律違反でお手々が後ろに回る。 それを許したのが今の政権よ。 アメリカには逆らえないのだろうね。
#
by nanohana-rice
| 2019-05-10 00:52
玉ねぎにとって一番怖い病気が「べと秒」 ひとたび発生すると隣に次々と移って全滅の憂き目に遭います。 家庭菜園でもプロ農家の5000坪の畑でも一緒。 数年前、油断から蔓延を許してしまい、我が家も全滅でした。 全国的に品不足で緊急輸入して価格は高騰したが、覚えてる? もう忘れたって? そんなもんだね! プロ農家は毎年同じ畑(田んぼ)に作るから、予防しかない。 聞いた話だが、怖いほど薬撒きをするそうな・・・・ 予防の基本は毎年場所を替えることなんだけどな。 一度発生すると、最低数年は作らない方がいいらしい。 我が家では少量だから、あっちの田んぼ、こっちの田んぼと、 場所を替えている。玉ねぎは冬から春にかけての野菜だから、 稲の裏作として作付けできます。 でも油断は禁物。 一般に予防と称して薬かけを始めると、際限なく増えてゆく。 多くの果物も野菜も稲も、この負のスパイラルに陥っている。 なぜかって? できればあなたで考えて欲しい。 あなたにとってゴキブリが大の苦手だったとする。 ある薬を、前もって噴霧しておけば、次第に出なくなるとする。 一か月間隔では時々出てくるとする。 ならあなたは2週間おきにかけるだろう。 それでも時折見かけるとすると、1週間おきの噴霧を始める こうして、噴霧さえすれば出てこないのだと実感する。 ゴキブリを見ずに済むのなら、みんな平気で掛けるでしょう。 1週間でその薬が無害に変化するとは思われない。 台所の隅にどんどん蓄積してゆく。 オーガニックを食べても、その蒸気を家族全員で吸っている。 同様の例は、身の回りにあふれているでしょう。 話を玉ねぎに戻そう。 発生はありませんが、べと病予防に私もすでに2回掛けました。 3%の天日塩水溶液をね。水溶液なんて表現をすると嫌われそう・・・ 聞くだけで化学的で身体に悪そうだとね。 砂糖水は砂糖の水溶液なんだけどね。 噴霧器を肩に掛け、玉ねぎの葉がべっとりと濡れるほど掛けました。 発症していないがすでに取り付いた菌がいたとしたら、殺菌して 流してくれるだろうから。ついでに焼酎も混ぜてやればよかったかも。 でももったいないからできない話。焼酎は胃の殺菌に毎晩使うから。 3%天日塩水溶液は海水と同じ濃度。 一般の野菜にかけるとまず枯れるだろうね。もう10倍薄めても野菜には まだ怖い。ネギ類なら濃くても平気。 冬の終わりごろ、強風が吹きました。 玉ねぎの葉がお互いに擦れてたいそう傷みました。 こんな傷こそ病原菌は狙っている。 気温が上がり、湿度が上がった時がチャンスとばかり待っている。 そこで予防的に掛けてやったわけ。 様子を見ながら、収穫までにはもう3回は掛けるだろう。 これぞ塩玉ねぎだ。きっとおいしくなるでしょう。 その跡に作る米も塩が効いてきっとおいしいぞ~ 何かの参考になりましたか?
#
by nanohana-rice
| 2019-04-29 21:50
先日書いた紙のお話2で、書き忘れがありました。 茶色のクラフト紙や段ボールを除いて、身近な紙は白い色が多い。 どんな世界でもそうだが、白さを出すには脱色工程がいる。 製紙では漂白作業を行う。一般には安い塩素系の漂白剤だ。 漂白が終わると洗浄してきれいなセルロースにする。 この洗浄工程が問題で、かなり汚れた排水が出てくる。 きれいなコピー紙はそういうことね。 リサイクルと言って、自治体でも学校なんかでも森林資源を守る ために古紙の回収を行っている。いいことだと思う。 古紙をリサイクルするには、当然インクを除去しなければならない。 強アルカリと混ぜて温度をかけ、激しく撹拌してやる。 ドロドロした甘酒みたいになったら、やっぱり洗ってインクや土の 粉を除去する。紙には多くの場合白さを出すため、白い土の粉を 混ぜたり、表面に塗布してある。 紙を燃やすと、灰になってもそれなりに形が残ることが多い。 紙に含まれていた土が燃えずに残っていると思えばいい。 溶けた古紙から出るインクの汁は、環境を激しく汚染する排水です。 古紙の再利用は森林資源こそ守りますが、多くの薬品と電力と水を 使わないと、利用できる紙には戻りません。 紙が悪いと言っているわけではありません。 プラは化石燃料、紙は天然素材・・・なんて簡単に決めてしまうのは いかがなものかと思う次第から、このシリーズを書きました。 #
by nanohana-rice
| 2019-04-24 22:16
農家がするという予防なるものを私もやってみました。 そら豆の先端部分は汁がおいしいのか、アブラムシがびっしり。 冬に先端を剪定しているので、茎の先端は大丈夫なのですが、 株本からいっぱい発生するひこばえに取り着いている。 花や幼鞘にもいっぱいです。 私が散布したのは、でんぷん溶液の 「粘着君」 。 購入時はドロっとしていたのが、10年も経つとサラサラだ。 基本は100倍液のところ、サラサラなので15倍とした。 もういい加減!頭からたっぷりと掛けてやりました。 でんぷん溶液がアブラムシの身体にまとわりついて乾くと、 薄い膜で包んで気門を塞いでしまいオダブツとなる。 殺虫剤ほどの即効性はないが、数日置いてもう一度掛けると 大半は動かなくなって真っ黒になっている。 薬害らしきものも見当たらない。 アブラムシが特別悪さをするわけではないが、得てして 病原菌の保持者であることが多い。 そんな奴に吻を刺されると、ウィルスや細菌をうつされる。 人間が蚊に刺されてデング熱になるのと同じ。 そのそら豆を、今年は少し違う仕立てにしています。 人にも話したし、現代農業にも載せた3本仕立て栽培。 それぞれの茎に6段の花を咲かそうと言ってきました。 ところが、上部の6段目は太る前に樹が終わったり、 後作のために処分したりする。 そこで今年は丈夫そうな茎を4~5本としました。 花は下から5段とし、4段もあります。 一株から収穫できる実はむしろ多いぐらい。 樹に勢いのあるうちに太らせて食べようという考え。 3本仕立ては、近所の篤農家から聞いて長年しました。 その経験をもとに、もうひと工夫してみたわけ。 何かの参考になったかな? #
by nanohana-rice
| 2019-04-23 23:36
今夜は蜂と花のお話。画像は古いけど、花は今も変わらない。 ♪ ブンブンブン ハチが飛ぶ 田んぼにお花が きれいに咲いたよ ブンブンブン ハチが飛ぶ ♪ ってな具合で、今年もミツバチたちがやって来ました。 蜜が豊富に採れる花をたくさん咲かせたから、きっと蜜の豊作 になると思う。 去年は農道のすぐ脇に箱を設置したものだから、ご機嫌の悪い 奴にハチの一刺しを、家族そろって食らってしまった。 私なんか2回目はクリニック行きだった。 そんなわけで、今年は道路から離れた場所に安置?してもらいました。 今はレンゲが主。巣箱はまだたくさんは来ていません。 蜜をたくさん噴くという菜の花がどんどん咲いてきている。 いっぱい咲いてこんな景色になってくれないかなぁ~ 黄色からバトンタッチするように紫のアンジェリアが本番になる。 この面積は今年は半端でないので、そのころには軽トラにいっぱいの 巣箱を持って来るとか。 私も経験がないほどの面積です。 それが終わるころにはトリを勤める深紅のクリムソンクローバーだ。 この花がまたまた味わい深く癖のない味の蜜を出す。 これも終わるころには、田んぼは田植えに向かって模様替えを始める。 蜂たちは次の栗の蜜を求めて山に登ってゆくと聞いた。 あのね、蜂が山に登るのとちゃうで! 巣箱を山の中に移動さすってことね。 山ではスズメバチ、熊、イノシシなんかも待っていると思う。 おとうさんは奴らとの戦いでもあると伺っている。 そんなわけで、当分は花が楽しめます。 しっかり茂ってくれないことには、肝心のコナギ抑えにならない。 この農法では、とにかく花が茂って生草重量が確保できること。 これが達成できなかったら、真夏の草取りが待っている。 最近は技術的なことは書いていません。 しかし、このブログで緑肥稲作を学んでいる人がいる。 ならば、過去に書いた内容でも、重複するとも書いた方がいい。 去年の失敗、今年の失敗。失敗で終わらせてはこの名が泣く。 何か解決策となる道具や機械を作れないだろうか。 菜の花兄ちゃんはやっていますよ! オンリーワンの道具作りをね。 いつも咲かせているこの花、ひなげし(ポピー)だが、 ![]() 今年はパスね。種子代がベラボウ・・・安いのでも1キロ2万数千円。 そうでなくてもビンボーのドン底なのだから。メザシも食えなくなる。 #
by nanohana-rice
| 2019-04-19 23:28
普段使いしている紙は植物繊維からできている。 雨に濡れると困る場合はプラスチック繊維で作った紙をつかう。 紙と言えなくもない不織布は化繊が多い。 今回は植物繊維の紙に焦点を当てる。 身近にある木材をいくら観察しても、紙になるとは思えない . 細い繊維(セルロース)は接着剤のリグニンで固めてある。 リグニンは複雑な構造をしたもので、セルロースを取り出す作業に 立ちはだかる。木材の2~3割を占めている。 砥石で摺り下ろしてチップになった木材は、苛性ソーダとかソーダ灰 と混ぜて釜で煮る。 リグニンが溶け出したどろどろの液を濾すと、セルロースがでてくる。 問題はこの工程で出てきた廃液だ。残ったアルカリ成分は回収されるが、 環境に放出するにはあまりにも汚い。環境負荷が大きすぎる。 想像だが、この廃液茶碗1杯を学校のプールに捨てると、泳ぐことも できない薄茶色の水になるだろう。 その昔はそのまま河川に流していた。魚の住めない川や海にすぐなる。 この状態を公害という。 今では水質汚濁防止法で厳しく規制されていている。 どこかの国では平気で流していると聞いている。 醤油みたいな廃液を、元の河川と同等のきれいな水に戻すには、 大きな設備、大量の水、電力、そして専用の化学薬品がいる。 木材そのものは天然由来で人にも環境にも優しいが、紙にするには とてつもないエネルギーと薬品を必要とする。 さて、絞ったセルロースはしっかり洗ってアルカリを落とす。 このままでは黒い表皮もあるし、石やごみも混ざっている。 大量の水で薄めて遠心力を利用したり、スリットを通すと きれいな繊維になる。この工程でも、チリや繊維の混ざった排水が 出てくる。 繊維の薄い溶液は適当に搾って次の工程に行く。 この薄い液を段ボールほどの紙状にして乾燥したものをパルプと呼ぶ。 これらの搾る工程でも、大量の排水が出てくる。 河川に流すなどもっての外ほど汚い。 ダンボール箱なら極上品質の必要はないが、新聞紙はもう少し上質だ。 コピー紙や教科書はさらにきれいな紙を使っている。 目的によって除塵度合いが違ってくる。 ここまでの工程だけでも、およそだが紙の500倍ほどの水を使う。 さて、きれいになったセルロースの液は、目的によっていろんな 素材からできた繊維と混ぜ合わす。薄くてもしなやかに強い紙、 破れにくい紙、インクのにじまない紙、裏の印刷が透けては困る紙。 水に濡れてもすぐには破れない紙、真っ白な紙などなど、紙に求めら れる条件は多い。それを満たすためにはやっぱり多くの薬を使う。 白さを出す場合が多いから、白い石や土の粉も混ぜる。 混ぜ合わせた薬品や土の粉が、繊維から離れないようにするには、 やはり薬の世話になる 混ぜ合わせた原料は、甘酒を薄めたようなどろどろした液になる。 ここからが紙漉きと呼ばれる工程になる。 機械を使う場合は漉くではなく抄くと言う。 厚さの均一な紙にするには、どろどろの原料をまたまた薄める。 紙抄きの原理は手漉き和紙と同じだが、平らな簾を使うか、 細い真鍮のワイヤーで織った金網を使うかの違いだ。 丸い大きな筒状の円周にこの金網を張って紙をすく。 抄いた紙は多くの水を含んでいるから、重いロールの間を通して絞り、 熱を加えて乾燥させる。必要なら紙の表面にコーティングして真っ白な 紙に仕上げる。 このままでは紙はぶよぶよしているので、強烈に加圧した鉄ロールの 間を通して硬さや厚みを調節する。 抄く前はとことん薄める。そこから紙だけ取り出すと、またまた 大量の排水が出てくる。 全部合わすと、1キロの用紙を作るには1000キロ以上の水を使う。 抄いた紙を乾燥さすには、化石燃料で沸かした蒸気を使う。 汚濁した排水は、専用設備で元の水に近いほどきれいにする義務を 企業は負っている。 この話の中で何が言いたいか、およそお分かりだと思う。 ビニール袋は見た目にも環境に優しいとは言い難い。 天然素材の紙は一見優しいように見えますが、手元にある本は千倍以上の 汚れた水の上に成り立っていることを忘れないで欲しい。 あとがき 思い出しながら一通りの流れを書いてみました。 最初の煮る工程を蒸解。きれいにする工程を精選。いろんな原料を 混ぜ合わせる工程を調合。最後に紙に抄く工程を抄紙と呼びます。 いちおうですが、私はすべての工程をそれなりに経験しています。 その中でもっとも得意とした工程は、汚染されて集まる排水を、 取水した河川の水よりもきれいにして工場から排出する部門です。 長い宮仕えの中で、一番生きがいを感じていました。 一つ間違うと水質汚濁防止法違反。工場の操業停止となります。 排水水質は自動測定され、データは行政に専用回線で送られます。 有資格者の設置が当然義務付けられています。 そんなことから環境問題に目覚め、私の中で農業と合体しました。 そのころは環境保全型農業という言葉すらもなかった時代でした。 私のキャッチフレーズは 「自然を愛し環境を考える百姓」 です。 20年前に環境問題を発信できる農家になりたいと願って、専業農家に なりました。退職してからでは時間がないと考えたわけです。 菜の花などの緑肥を使う有機稲作を確立し、多くの方にお話して きました。少しは情報発信できたかなと思っています。 有利販売でもなく、米の安全でもなく、一段上の生命の尊厳と、 環境を目指した有機農法こそ大切な考えだと、ひとり考えています。 そんな考えに共感いただき、多くの消費者の方に支えられています。 ありがたいことです。 来月には73歳。もう10年は現役でいたいものです。 それまでにお迎えが来たら、もう少し米を作ってから行くと言おう。 2回で終わっちゃった。久しぶりに長々と書きました。 まる2日間の夜が潰れてしまったわい。 読み直しなしで更新します。 #
by nanohana-rice
| 2019-04-11 21:14
地球が超やばくなってきた記事が目につく。
温暖化が叫ばれて久しいが、現実の暮らしを落としてまでの対策の話はない。 代替えフロン程度では、温暖化のスピードは落ちない。 海洋を漂う廃プラスチックも次第に問題視され始めた。 ミクロになったプラスチックに汚染されていない魚は、海洋にはもういない かもしれない。それを人間が食べる。人体実験が進行している。 レジ袋やペットボトルが取りざたされているが、もっと深刻なのは微細な 繊維状のプラスチックだ。 アメリカでは多くの市民がすでに汚染されていると聞いた。 便利に使うPP紐。劣化が早く、細くて短い繊維がボロボロとホコリみたいに 発生する。直射日光には弱く、短時間で環境汚染が始まる。 身に着けているシャツや服・ソックスからも見えないほど小さい繊維が 出ている。糸状・綿状の化繊の生産量は想像以上に多い。 農薬をはじめとする化学物質(薬品)による海洋汚染も叫ばれて久しいが、 何の改善もない。野菜の生産が増えれば農薬散布量も右肩上がりだ。 自然を愛し環境を考える百姓は、こんなことが頭から抜けない。 もうすぐ73歳を迎える。私の目の黒いうちは大きなことも起こらないだろう。 「しまったっ!」と人類が気が付くのはもう少し先のことだろう。 便利な暮らしを当たり前とし、不便な暮らしには戻れないからだ。 冒頭から話が逸れてしまった。 今日の話題は紙のこと。 石油で作るプラと違い、素材が天然由来だから、環境に優しいと言われる。 私は今でこそ農家だが、元は製紙工場で働いていた。 ただ、作る紙が極めて特殊で、真似のできない紙を作っていた。 その仕事から遠のいて久しいから、記憶があやふやなところもある。 違っていたらお許しいただいて、ご指摘くださればありがたい。 紙が出来上がるまでの流れをこれから話してみよう。 手漉き和紙は芸術の域に捉えられている。 わが国で使う手漉き和紙の原料は、主にコウゾ、ミツマタの表皮から採れる繊維。 これを靭皮繊維と言う。南方で育つマニラ麻なども同じだ。 繊維が長くて強靭なので、強度の求められる紙に用いられる。 普段使いしている紙は洋紙とも言われ、おもに木材から採っている。 針葉樹でも広葉樹でも、木なら何でも紙になる。 原料が豊富にあり大量生産できるので、安価な紙ができる。 教科書、雑誌、新聞、コピー紙など、身近な紙はすべてこれだ。 繊維は短いので和紙の強さには負けるが、生産量で圧倒する。 夜も更けたので続きは次回だ。 もう2回もあれば終わるかな?
#
by nanohana-rice
| 2019-04-10 22:59
|
ファン申請 |
||