庭師さんにお願いして年一回、庭木の剪定をしてもらっています。
個人が剪定して出たくずは市のほうに無料で引き取ってもらえるのですが、
業者さんから出た剪定くずは産業廃棄物扱いとなる。
我が家から出た剪定くずはすべてサーマルリサイクル。
早い話が我が家のウッドボイラーで焚けば、ただで湯が沸いて経済的。
数日乾かしてから箱に入れて置けば、何日も使えます。
水温の高い時期だから燃料は少なくて済むのですが、すでに剪定くずだけで
何日分のおふろの湯が沸いただろう。
他にも通行の妨げになる大きな木の枝を切ったものとか、機械類を梱包
していた木材の潰したのとか、パレットの壊れたのとか、木工所からでた
木切れとか、我が家にはいろんな廃木材があります。
私から見ればすべて燃料。宝の山。
廃木材の中には、杭として、板として使えるものが混ざっています。
何年か後に使えなくなったら最後は炉の中。
いつか使えるだろうと保管している木材だけで、大型トラクター1台分の
スペースより広い場所を占めている。困ったものだ!
街に住む若い人に、時折こんな暮らしにあこがれる人がいる。
しかし絶対的多数から見ると、ガスならスイッチ一つで湯は沸くし、
エコキュートーならいつも湯が沸いていて蛇口をひねれば使い放題。
何を好き好んでそんな苦労をしているんだいと笑われそう。
薪に切って焚く時間があれば、釣りに行けるのに・・・
一度の人生をもっと楽しく過ごすほうが利口じゃないの?
そんな声なき声が聞こえないわけじゃないけどね。
これは私の生きざまなんですよ。ラクしよーなんて思っていないし、
薪を作る苦労をすれば、先祖先輩たちの心がわかるというものです。