今夜も皮肉の一席を。
稲の出穂が近づくと予防をしましょうとお触れが出る。
出穂前後の薬まきは農家の義務みたいに思っている人が多い。
これをしないと米は取れないとも思っている。
多収穫に熱心な人は穂が出そろった後にも、もう一度振り撒く。
丁寧にすればするほど、誰かが儲かる仕組みの中にまんまとはめられている。
今夜の紹介は、お触書きの前書き部分です。以下にその前書きを書きます。
「今年も防除の時期がまいりました。水稲の病害虫被害防止のため、下記の
注意事項を守って薬剤を散布していただきますようご協力をお願いいたします」
この文章の後に薬剤名や散布時期、周辺人家への配慮、マスク着用、空き袋を
捨てるななどが書いてあります。
「 」に書いた文章はどう理解すればいいのでしょうかね。
1 注意事項を守ることへのお願いなのか。
2 あるいは、薬剤散布をするようにお願いしているのでしょうかね。
どちらにとっても構わないけど・・・・・みんなだったらどうとる?
このお触書きを作った人、その通りに動く人、みんなそれぞれ自分の立場で
頑張っているのだから、批判するものではない。
しかし地球環境が断崖絶壁に向かっていることを忘れてはならない。
このお触書きの通りに実施した人こそ良い農家であり、よく管理された
米として栽培履歴を付けて出荷となるんだよ。 知ってた?