田圃に遊ぶ・・・


自然を愛し環境を考える   お兄ちゃんのブログです。
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田圃に遊ぶ・・・ : 教..
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大志を抱いて・・・
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ヘチマに中干しに熱き思い

 4日前にお見せしたヘチマが大きくなってきました。
f0197297_23111681.jpg

直径5㎝、長さ30数㎝。もう食材にはなりません。
第一号として種採りして垢落としに使おう。
そこらじゅうに成り子が見えるから皆さんに差し上げようか。
グリーンカーテンにはよくゴーヤが使われますが、ハヤトウリやヘチマ
も有望株ですよ。

 稲はただいま中干しの最中。落水を始めて1週間になります。
水は見えなくなってきましたが、中を歩くにはもう数日かかりそう。
一昨年のこと、秋に土が柔らくてコンバインがぬかるんで困った御仁が、
昨日から落水を始めた。
もう5日もすると水がやってくる。
そうでなくても低い田んぼで、否応なしに水が入って困るくらいなのに・・・
どうしてもっと早く動かないんだろう・・・っと思う。

 この時期になると中干のことをよく聞かれる。
水根だの畑根だと説明しても、大半は右の耳から左の耳だ。
家に帰ってメモしてくれる農家は少ない。
秋にコンバインがぬかるまないのがいいのなら、しっかり乾かせばぁ~~
こう答えることにしている。
詳しく話すと20分はかかる。この時間がもったいない。

 最近はお客さんがめっぽう多い。
オーガニックレストランの関係者です。
とうとう中一の女の子たちまで先生と一緒にやってきた。
夏休みの調査研究の一環らしい。
時間は決まって午後1時。
いつもならシャワーの後、昼酌でえんどう豆の汁をグイっとやってパンツで
お昼寝タイム。
聞くほうも辛かったことだろう。私もグイっとできないから辛かった。

 有機無農薬のお米ならやがて大量に生産されるだろう。
その中で半馬身でも前に出るには、
一に作り方。二に品質、三にポリシーと思う。
単に農薬を使わなかったから無農薬栽培ですよ、なんていくら言っても
そのうち誰も聞いてくれなくなるだろう。
無農薬栽培にした動機や熱い思いが話せてこそ差別化ができる。

 こんなことを書くのには理由があります。
この先数年もすると、悪名高き農業補助金が大幅に見直されるだろう。
その時に生き残るには、特に稲作農家は大規模化ではなく特色のある米の
生産だと思う。日本という地形や土地の所有形態では、拡大に限度がある。
気づいた農家が取り組むことと言えば、有利販売できる有機無農薬米の生産だ。
後発組の彼らより、一歩先を歩むには前述の熱い思いがいるわけだ。

 それは人から聞いた話ではなく、自ら考えた言葉でなくてはならない。
それこそが聞く人の心に響くと思うのだが、どうだろう。

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# by nanohana-rice | 2017-07-28 00:07

雑草

 かなり以前に空き地にハッカ(ミント)を捨てました。
背丈ほどもあるヨモギが生い茂っていた中に、植えたわけでもなく
ポンと捨てました。
強いもんだねぇ~!
今ではヨモギを抑えて、10数坪に我が世とばかりに茂っています。
f0197297_21282423.jpg
f0197297_21284445.jpg
草刈りのたびに刈り払うものだから、若くてみずみずしい葉です。

こちらは何でしょう?
f0197297_21285794.jpg
初めて植えたヘチマです。
大きくなったら用水に漬けて筋だけにすれば、体を洗う時に使えます。
画像はキュウリの小さい程度の大きさで、キュウリと同じようにして食す
ことができるらしい。
でも今はキュウリの収穫最盛期。毎日バケツに入りきらない。
成り始めはおいしいと言って感激するのですが、今では見るのもいや!
そんなわけだから、ヘチマまであえて食べなくても間に合っています。
そのうち話のネタに食ってみるかな。

今月9日の記事の画像をご覧いただきたい。
7月7日時点で20本に分けつしている立派な姿の稲でした。
それから16日後の今日は、出穂45日前に当たります。
今日見ると案の定40本を過ぎるほど分けつが出ていました。
明らかに過繁茂。
今年は早くから高温が続いたので、地力窒素の発現が速かった。
田植え間もなくから生育がすっ飛んでしまった。
人間の力ではどうにもなかない。
ただひとつできるのは、腐りにくい緑肥を作ることだ。
レンゲ、ヘアリーベッチは特に軟弱緑肥と私は呼んでいる。腐りやすい。
菜の花は硬い茎が重量の大半なので腐りにくい。
腐りにくいということは蓄えた窒素分が出にくいということ。
すなわちゆっくり肥効でへの字生育になるということです。
抑草効果も長~く効きます。

 明日から当地域では中干に入ります。
すでに川の水位は3日前から下がっているので、田の水を抜いています。
7割の面積では丘になっている。ヤゴもカブトエビもみんな流れていった
でしょう。最後の水たまりで泳いでいる連中も間もなく干上がる。
可哀想だと思うのですが、これをしておかないと秋にコンバインが泥の中に
めり込んでしまう。
早くに生まれた連中は産卵を終えて来季へ命をつないでいます。
命の連鎖さえ切れなければよしとしよう。そう思うしかない。

 そうした中で平気で中干を乗り切るやつがいる。
水のある時にはエラ呼吸し、水がなくなると肺で呼吸する。
土の中で秋から春、いや初夏まででも生き延びる。
どんな生き物か知っていますか。
それこそが「ジャンボタニシ君」なのです。人間が勝てる相手ではない。

 いつものことながら話がそれてしまう。
お題の「雑草」とは、雑草化して繁茂するミントのことだったのです。
例によって読み返しなしで送信。



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# by nanohana-rice | 2017-07-23 22:10

梅雨が明けた

 手短に。
今日の我が家の田んぼ。
f0197297_23221927.jpg
この田んぼの春は菜の花が咲いていました。ここの抑草は成功したようだ。
一株が20本を過ぎているようです。
ヘアリーベッチの田んぼで草の逆襲を受けている。取るっきゃない!
間違いなく茂らすには、ただ播けばいいってものではなさそうだ。

 こちらはジャンタニ君にやられたお隣の田んぼ。
f0197297_23224840.jpg
 可哀想に!豊作を夢見て折角植えたのにこのざまだ。
ジャンタニ君の被害は水の深いところに集中する。
一枚の田んぼでも、低い部分がやられやすい。
深水にしたら全部やられる。植えたはずの苗が全てなくなる。
慣行農法なら薬を使わなくても対策はある。
除草剤の勉強をすれば答えは出てくる。
問題は除草剤を使わない有機農法だ。
ジャンタニ君の生息密度が高ければわけないのだが、低い部分だけに
いるようでは、高い部分で草が出てくる。悩ましいところだ。

 黒大豆の芯を止めて回りました。遅くに播き直した樹はまだ小さい。
でも本葉が数枚出ているようなので、先の尖った細いハサミで生長点だけ
そっと切り落としました。小さいから私もしゃがみ込む。しんどかった!
ちなみにそのハサミには「菊一文字」と刻印してあります。
鍛冶屋が打った手作りの逸品で、よく切れて切れ止まない。鋼が違う。

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# by nanohana-rice | 2017-07-19 23:55

イラガ他

 柿の葉を喰ったイラガが落とした糞。
下にあるかぼちゃのロート状の葉に溜まっています。
f0197297_22023779.jpg
 最初にたくさん取った後は、毎日点検して残りを探しています。
取ったつもりでも結構残っていて、翌日には場所を移動しているから、
何度取ってもやっぱり残っている。
今日も40匹ほど退治しました。
比較的無事だった別の甘柿の木にも見え始めた。
渋柿の葉はおいしくないのか、滅多に見つからない。
木の下のカボチャや草が生えているところを歩くのは怖い。
足首付近を何度刺されただろう。でもゴム長靴は暑いからねぇ・・・

 田んぼの隅に溜まっている緑肥のゴミの中に見えています。
f0197297_21400863.jpg
 画像の中だけでも20数個のジャンタニ君が見えているだろうか。
食害に遭って田植え後しばらくしてから補植した株が見えています。
まだ色も出てきていないし茎数もまだまだです。

 それにしても暑いねぇ~
16日は兵庫県小野市で緑肥稲作の話をしてきました。
久しく講演から遠ざかっていたから、口が回るだろうかと心配して行きまし
たが、内容はともあれ口だけはよく回ったようだ。
会は午前の予定が終わって昼食後、講演は午後1時から始まり。

 誰だってこの時期の昼飯後の午後1時からでは眠いに決まっている。
私も日ごろはこの時間は昼酌ビールの後、ゴロリンと横になる時間です。
この会の関係者ではなかったのですが、10数年も前からお付き合いのある
方が、私の話があると聞きつけておいで下さっていました。
約束していた「頭は生きているうちに使え!」っと話しておきました。
菜の花やひなげしから生まれる新しい農業に驚き、米作りの可能性に目から
ウロコが落ちた人もたくさんいたようです。

 今日の午後は豆類の移植をしました。
小豆、大豆、青豆(緑色の大豆)、黒色で小粒の大豆など200本ほど。
発泡スチロールのトレーで育てた大きな苗をあぜ道に植えました。
豆粒を直接播種したのでは、発芽時に虫にやられるのが半分以上。
播き直してみても時期が遅れるからいいことにはならない。
来年は黒大豆もこの方法でやってみます。

 ただ問題がある。
特に黒大豆は早く播いても遅すぎても良い結果にはならない。
播種適期というのがあって、当地ではそれが田植え前ときた。
その頃播くと移植の時期が、田植えの後片付けが終わらない頃と重なる。
片付けが落ち着いたころには、黒豆の苗が大きくなり過ぎる可能性がある。
考えれば何かいい知恵がでるだろう。  読み返しなし。


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# by nanohana-rice | 2017-07-17 22:45

ああ無情柿の木

 柿の木にイラガが来ていることは1週間前から知っていた。
忙しくてそれどころではなかった。
掴まえる大きなピンセットと、虫を入れるミルクパン片手に退治しました。
目の前の枝はどこを見てもイラガだらけ。葉は無残な姿だ。
f0197297_20100768.jpg
 画像はありませんが、例年よく見る奴とはちょっと違う。
でも見るからに痛そう・・・・
葉の大半は喰い尽くされている。
一つの枝の葉がなくなると枝を這って次の葉を求める。
だから枝や幹を這っているのを捕まえるだけでも大漁だ。
木から落ちてかぼちゃの葉の上や草の葉にもいる。
油断すると足首付近を刺さされる。
ここまで葉がなくなると次の新しい葉を出すが、実の太りは期待できない。
気にかかりながらついつい・・・もう3日でも早く来てやれば良かった。

 ここまで葉を喰い尽くした種とは別の種のイラガが孵化間もない。
一枚の葉の裏に100匹ぐらいが集団でいる。
今のうちならわけなく退治できる。
高いところにいたので脚立に登って葉を摘んでいたら、袖の辺りの葉にも
いたようだ。ちくちくと痛い。でかいのがいる。
小さな幼虫がシャツの上にも乗っている。
こやつをシャツの上ですり潰したのが悪かった。
あちらこちらが痛み出して、顔もイタイイタイだ。
みれば手にも小さなのが付いていて、それで顔を撫でたのだ。
今日は散々な目に遭ってしまったわい。

 でも川に流されたたくさんの虫たちも哀れなものだ。
彼らも死ぬ義務はない。人間と離れたところで暮らせばよかった。
人と接するところに生まれたのが運命か。
マムシだって同じだ。
 「農業生産の場に生息するすべての生き物は、等しく生きる権利を有する
  ことを何人も忘れてはならない」 これが私の農業憲法の第3条だ。
これを忘れると地球を際限なく破壊する行為が始まる。
人間だけが生きる権利を持っているのではないことを、ゆめゆめ忘れては
ならないのだ。


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# by nanohana-rice | 2017-07-14 20:37

くそ暑いもんだ

 くそを付けたいほど暑いです。
こうも暑いとゆっくり効いて欲しい肥料が早くから効きだす。
7月7日の稲の姿から何かを感じ取ってくれたでしょうか?
次の画像ならどうですか?
f0197297_21560237.jpg
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 2枚の画像で見えている稲株は、どちらも7・8本っていうところです。
本日は7月13日。この稲の出穂から遡って55日前です。
稲にとって必要な肥料は緑肥がかかえて土の中に隠れている。
まもなく梅雨が明けて本格的な夏が来るだろう。
土の中の肥料成分はそろそろガンガン効いてきます。それは目前です。

 神様ではないから先のことは言えないが、もう1週間後にはこの株は
きっと10数本になっているでしょう。
さらに数日後にはその倍になっているでしょう。
高温期は5日で倍の茎数になるから、今日の7本は14本になり28本になる
ということです。
私の植え付けは坪33株植え。坪900本の穂が欲しいのなら1株から30本の
穂が出ればいい計算になる。茎が増えても私の田んぼでは1割が株の中心で
枯れてゆきます。30本の茎が立っても穂は27本程度になります。

 以前の画像ですが見せてあげる。
これは田植え後1カ月の7・8本の姿です。開張しているのも見て欲しい。
梅雨が明けてこれから本格的な分けつが始まる直前です。
f0197297_22130111.jpg
上の画像からちょうど10日後に撮影したのが下の画像。同じ田んぼです。
f0197297_22123132.jpg
 10日後には30本の株に仕上がっています。これが稲の生育なのです。
これをゴリラのガッツポーズというわけだ。
この育ち方を大半の農家は知らない。あぜ道に立って「ようでけた!」と
言って感心するだけでは失格。頭が死んでる。
何株かを決めて毎日数えたら、5日で茎が倍になっているのがわかる。
これを観察という。頭を使って稲を見ているわけだ。

 今日の内容で、前々回の宿題の答えが分かったと思う。
7月7日時点で20本の茎が立っていることは、実は良くないこと。
過繁茂コースをたどっているわけだ。
「隣の稲より勝っている」と言って一般の農家は喜ぶ。
たとえ50本まで茎が増えても、穂の出るのはせいぜい30本。
20本は無駄なエネルギーを使って枯れてゆく。穂が出ても茎が細いから
穂は小さめ。
どうしてこんな株になったかは、施肥説明の中から理解して欲しい。
読み返せばわかると思います。

 初期茎数確保なんて言って、農家の競争心を煽って肥を振らせ、信じた
農家は金を使って踊らされている。
ちょっと言い過ぎたかな? ま、いいだろう。そんなに外れてはいないから。
日曜日は小野市で講演だが、その時に使う画像のCDが行方不明だ。
はよ探そ!

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# by nanohana-rice | 2017-07-13 22:42

雑草その2

 昨日のとは別の田んぼです。
f0197297_22092523.jpg
 小さいから草の名前の特定はできかねるのですが、きっとアゼナ。
1反(300坪)ほどの広さに生えている。
もはや手取りの範囲を超えている。。。。困った困った。

 この田んぼは今年から作り始めたのです。
排水が良好とはいえない田んぼ。冬の間もとかく湿りがち。
緑肥のアンジェリアは大出来はしなかった。
緑肥の助けに振るはずのくず米もなくなってしまった。
人家の隣なので米糠を振ることも躊躇した。臭うからです。
結局、出来の悪いアンジェリアだけで田植えになってしまった。

 草はよく知っていた。あっという間にこの始末です。
さて、この先どうしてやろう。浅水にして練り込もうか。。。。
それとも深水の状態でかき混ぜて浮かせてやろうか。。。。
はたまたジャンタニ君に依頼して食べつくしてもらおうか。。。。
この草は強害雑草の中には含まれていないので、肥料を横取りする分を
鶏糞の追加をしてそっとしておこうか。。。。

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# by nanohana-rice | 2017-07-12 22:27

草の逆襲

 今年も一部の田んぼで草の逆襲を受けました。
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どうです!立派に生えているでしょう。条間に見えているのがコ・ナ・ギ
まだ幼いから特有の姿になっていません。
足元を見てみると、
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葉の先が膨らんでそれらしい姿になっている株も見えます。
表面はアオミドロに覆われているので、コナギを1本抜くとアオミドロが
くっ付いてきます。そのほうがたくさんあります。
何本か抜くと大きな団子になって持ちきれなくなります。
丸めて力を入れて水を絞ってから株間に埋め込み泥で覆います。

 場所によってイヌホタルイがいっぱい生えていたり、タマガヤツリが
生えていたりと、何か原因があるのだろうと思います。
この田んぼでイヌホタルイを見かけたのは初めて。

 コナギの生えている辺りは例年草が生えるので、くず米を余分に振っています。
でも生えた。基本となる緑肥の茂りが悪かったことが一番の原因だろう。
この春は緑肥を播いてから乾期に入った。生えたのが過乾燥で枯れてしまった。
来年の対策が見えてきました。

 この田んぼの一部には去年の秋にもみ殻を大量に入れました。
もみ殻を腐らすために、炭素率の調整といって鶏糞を余分に振りました。
腐りにくいもみ殻といえども、十分な鶏糞があれば腐熟したようで、稲の
生育もいいし、コナギも生えていません。
鶏糞が不足した辺りは稲の生育が悪いのですぐわかります。
そこにはコナギがいっぱいで、足の踏み場もないほどです。
私の思うに、窒素が足りなければもみ殻が腐熟しないから、有機酸の
発生も少なくてコナギが生えてしまったのではないのか・・・

 イヌホタルイはある日突然発生することがあります。
どんなに抜いても見落とすので種子は必ず残ります。
水生植物なので深水は平気ですが、有機酸にはめっぽう弱い。
コナギ対策が十分にできたら、この草も消えてしまいます。
すべて経験済みです。だからイヌホタルイは怖くない。

 突然に発生する強害雑草。
実は私は畦塗り機を保有しています。この機械はそうそう誰でも持っていない。
秋には畦を補修してくれと依頼が来ます。実はこれが曲者。
機械に付着して、我が家の田んぼにはない強害雑草が運び込まれます。
小さな種子ではお手上げですが、やがて対策ができます。
問題は芋のある奴。

 過去に依頼を受けて作業してから付着した土を見てびっくり。
クログワイの芋がいっぱい混ざっているではないか。
このまま我が家の畦塗りをしたら大変なことになる。
直ぐに土を落として洗浄しました。落とした土は畑に。
稲の生えた泥の中んで育つ彼らも、乾燥した畑では生きてゆけない。
人の田んぼに入るということは、それなりのリスクを伴います。

 前回の稲の姿をどう読むか。何を話せばいいのか。わかりましたか?
何も考えていないってか? 困ったものだな。頭を活性化しようよ。

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# by nanohana-rice | 2017-07-11 22:51

稲の姿

 ある田んぼの最近の稲の姿です。
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 田植えは6月16日。植え付けは2~3本の苗を坪33株植えにしています。
撮影は7月7日で、この時の茎数は20本。
朝日という倒伏しやすい穂重型稲で出穂は例年9月5~7日ごろ。
施肥は基肥に発酵鶏糞100㎏振ってヘアリーベッチを播きましたが、
たいした出来ではありませんでした。
緑肥のすき込みは5月30日で、その後発酵鶏糞を200キロ追加散布。

 以上の条件を聞き、現場に立ってあなたがこの稲を観察したとする。
この稲を見て感じたことを30分間話さなければならないとする。
さあ、あなたは何を感じてどんな話をしますか?

 遅いので次回、いや、いつの日か気が向いたら私の意見を書きますが、
人のブログを読むばっかりではなく、自分の頭で考えてみよう。
トレーニングです。考えて導き出した答えは一生の宝です。
私が書いたのを読むだけでは、翌日には頭から抜けるだろう。
違うか?

 1週間後には兵庫県小野市でお話をしてきます。
農家相手だから気楽に面白くやってこよう。
いつものことながら、頭と金は生きているうちに使えと言ってきます。
ここなんですよ。
ブログを読んでいるだけでは頭を使ったことにならない。
稲の画像から何かを感じてそれを文や言葉にしてこそ脳は活性化する。
そうだよなぁ~ 峰ちゃん。


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# by nanohana-rice | 2017-07-09 00:09

抑草についてお詫びと補足

 前々回の記事について、誤解するような内容がありましたので、
お詫びがてらに補足説明をいたします。
田植え後の深水管理の期間に関してお話します。

 ある本には田植え後1か月は深水が望ましいと書いてあります。
理由は湿性雑草を抑えるためです。
私の田んぼで見かける湿性雑草は、ヒエの類、アゼナ、ヒメミソハギ、
タマガヤツリなどです。一番の敵は何と言ってもヒエでしょう。
湿性雑草は水中は苦手で、深水の中では発芽しても成長できません。
つまり夭折するわけです。(夭折ー幼くして枯れたり死んだりすること)

 全国の田植え時期は、早い地域ではGWの頃。中旬が最も多いのかな?
私の地域では昔ながらの6月中旬。遅い人は7月になっても植えている。
前述の本には、全国平均の田植え時期を想定して記述してあると思います。
全国平均と私の地域とでは何が違うかお分かりと思う。
田植え時の気温・水温です。
東北や北陸の5月中旬はまだまだ水は冷たい。
中国山地でも標高が高くなると水温も田植えも北日本に近くなる。
田植えのころは雑草は発芽温度に達していないのではないのか。
1カ月後は6月中旬になり、雑草も温度を感じて発芽してくる。
2週間で浅水にしようものなら、その後に生える湿性雑草には効果なし。

 私の田植えは6月15日開始で、植え終わるのは24日にもなっている。
気温が高いから、代掻きした端からヒエは発芽を始める。
田植え後2週間もすれば最適環境にあった種子は発芽して夭折している。
泥の中深くにある種子は休眠して来年のチャンスを待つ。
だから田植え後2週間の深水で、湿性雑草は完ぺきに抑えることができる。
それでも生えたという人がいたら、田んぼの高低差があるとか、油断して
浅水になっていた時があるはず。
これは科学です。科学は原則から外れた事象は起こさない。
結果には必ず原因がある。

 以上詳しくお話しましたが、あくまで湿性雑草に関してです。
コナギ・イヌホタルイをはじめとする水生雑草対策は別ですよ。
あれほど深水にしたのにコナギだらけだ・・・・なんて言わないように。

 話変わって、手元に暦がないから正確にはわかりませんが、6月末ごろに
半夏生という節句があるはずです。
昔の人はこの頃田植えが終われば良いと、捉えていたそうです。
梅雨の雨の中での田植え姿こそ、日本の原風景といえる。
品種改良や栽培技術の進歩でやたら早くなってしまった田植え。
慣行農法をするのならいつ植えても構わないが、有機稲作を目指すなら
半夏生の持つ意味を考えてみるべきと思う。

 ついでにコナギ対策として行っている緑肥稲作。
コナギも最低発芽温度があって、5月のGWに冷たい水の中を田植えする
地域には菜の花やレンゲによる抑草はしないほうが良い。
緑肥が腐熟している時期には、まだコナギの発芽がないのだ。
有機酸の発生が終わってからコナギの発芽が始まるのでは効果はない。
代掻き直後から芽が動き始めるような気温の地域でこそ、役立つ農法です。
つい先日も福島県の方から電話をいただいた。
私からの答えは「そちらではしないほうがよろしいですよ」
私の記事をいろいろ持っているのですが、どうしてあげることもできない。
10の地域には10の抑草手段がある。
除草剤なら北海道でも九州でも同じように効きますが、有機農法の抑草技術は
そんなわけにはいかへんのです。 
 
 今夜は久々に草の話になってしまいました。今宵も読み直しなし。

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# by nanohana-rice | 2017-07-04 22:29

西風がつお~いっ

 今日は日差しも強く、強い西風が吹きました。
今からそんなに暑くなくてもいいのに!
気温が高いということは、泥の中の緑肥の腐熟が速く進み、窒素の肥効が
早く出るということ。
軟弱緑肥のレンゲ、ヘアリーベッチなどはその典型だ。
今日のような強い西風には、ウンカなど稲の害虫が乗って飛来している。
色の濃い田んぼほど飛び込みは多くなる。
今にも枯れそうで真っ黄色で分けつも出ていない稲には見向きもしない。
そんな理由から、我が家の田んぼはまだまだ黄色であって欲しい。
気温が高くなるとそれを許してくれなくなる。

 風下のあぜ道には緑肥の浮いたのが吹き寄せとなって集まっていました。
f0197297_21532509.jpg
f0197297_21530593.jpg
同じところを撮影しているのですが、2枚目にはカブトエビの背泳ぎが
写っています。
吹き寄せの中にジャンボタニシが何個いるかわかりますか?

 今夜こそ早く寝て明日は台風対策をしなくては。


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# by nanohana-rice | 2017-07-03 23:09

多謝

 毎日たくさんの方にお立ち寄りいただきありがとうございます。
24時間を目いっぱい使っています。
望みはただひとつ、ゆっくり寝ること。

 日々の作業の中では、あんなことも書きたい、こんな発言もしたいと
脳裏をよぎるのですが、わずかな晩酌でコロッと忘れてしまう。

 ある農家がインターネットでコメを売っています。
玄米10キロが8000円が近い。ただし送料は無料と書いている。
これをどう解釈するべきか。
この農家は送料無料で宅配業者に依頼しているとは思わない。
ただで配達してくれる気のいい宅配便はないと思うんだが・・・・
農家は宅配業者に支払う金額は、価格に上乗せしてあるはず。
つまりだ、送料込みの価格というわけだ。
無料なら安いっ!と思わせてしまうトリックか?もしそうなら上手い!

 私だって10キロ8000円で買ってくれる客がいるのなら、送料は
サービスするでぇ~ 
1俵48000円だ。私の倍だ!! ベンツが買える。。。
そうなったら、有機稲作してベンツに乗ろう~っと講演するのだが。

 田んぼ仕事がひと段落したので畑に行ってみたら草に埋もれている!
それを抜く時間がなかなか・・・
トマトの脇芽を差したものがすでに畑で大きくなっている。
早く杭を打って棒を立てて縛ってやろう。

 早く植えた田んぼは2週間を過ぎたので、順次浅水にしています。
本によると1か月は深水がいいと書いてあるのだが、経験上2週間すれば
生えるべきヒエはとっくに生えて枯れているはず。
浅水にするには落水しなければならない。
抑草に協力してくれるカブトエビは水面を遊泳する習慣を持っている。
落水は堰を作ってオーバーフローさせている。
悪いことにカブトエビちゃんがどんどん流出してゆくのです。
ちょっぴり心の痛む状況です。
彼らは用水路では生きてゆけない。ナマズなどの肉食魚の餌になるだけ。
感情を持ち込む世界ではないと割り切ってはいるんだが。

 エゴマの種子を親しい人からもらった。
なんでも田植えが済んだ頃播けばいいらしい。
とりあえずポリポットに播いておき、その間に植える場所を考えよう。
大葉と一緒で、葉を食べると思えばいいらしい。初めてです。

 そろそろ一杯やって寝よう。
私が本当に書きたいのは、田や畑の状況説明ではないのだが。
世間様の中に自分の進む道をつけようとすると、どうしてもねぇ~~
時にぶつかり、時に批判をいただき、ねたまれ、後ろ指をさされる。
そんなことを始めてから、かれこれ30年も経つ。
あかん、書けば長くなり寝る時間が減る。
先日用水路に落ちた大き目の蛇を助けてやった。
ねえちゃんに化けて夢の中にそろそろお礼に現れそうなものだが。
夜遅いにつき読み直しなし。

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# by nanohana-rice | 2017-07-03 00:50

植え付け終了

 足掛け11日もかかった田植えが終わりました。
田植えが終わったと言っても田んぼから上がれるわけではないのです。
複数の諸般の事情により植え付けがひどいところがたくさんあります。
残った苗を持って泥の中を歩き補植して回っています。
この作業が結構きつい!
夕方にはクタクタです。歩くのももういやっ!っと言いたいぐらい。
ハイキングで野道を歩くような楽しさとは大違いですぞ。

 今の時点では、ヒエやコナギの発生は見受けられません。
先のことはわからないが、とりあえずありがたや!ありがたや!
緑肥の茂りの思わしくない田に、去年のくず米を代掻き前に振りました。
そのくず米が発芽していました。
細い針みたいな葉が直立しているのでヒエではない。
土中の種が籾でもなし・・・・はて、なんだろう?見たことない形だ。
そっかぁ~、くず米に芽が出て伸びているのか。
大きくなったら田んぼは賑やかになるだろうけど実害はないと思う。
だって同じ米だから。どんなことになるかいずれ報告するかも。

 播種前に行う温湯消毒の温度を、今年は1度だけ上げました。
従来60℃×8分 だったものを、61℃×8分にしました。
8分を9分にしたかったのですが、両方を変えるのはちょっと怖い。
その結果が出ました。
苗代でのバカ苗病の発生は、観察の範囲では皆無だったようです。
去年まではちらほらと散見していました。

 ジャンボタニシの発生は去年ほどではありません。
食害跡はありますが、被害になるほどのことではありません。
多くの人がジャンタニ対策の薬品を振りまいているようです。
ついでにお金も振りまいている。
これを、「熱ものにこりてなますを吹く」というのだ。
なますは冷たいもの。それを吹く必要はないのだ。
去年ジャンタニにやられたからと言って、今年も同じとは限らない。
まずは様子を見ることから始めればいいのに、みんなお金があるんだ。
私は貧しいからそんな薬を買うお金もない。。。。
経済(お金)のために、際限なく環境が破壊されている・・・
この上にまた何か新しい虫でも発生したら、また新しい薬の出番だ。
こんなこと考えている農家っているのかなぁ~ 私が変人か?

 苗箱が思いのほか古くなっている。
ほぼ洗浄を終わって乾燥しました。正確にはしてもらいました。
古い苗箱と新しいのを分けてみるとびっくり。
半数近くが古びているではないか。
もしもだよ、800枚が買い替えの対象になったらだよ、一枚が550円
ほどする。つ~ことはTAXも入れると50万円近い出費になる。
百姓辞めなければならないほどの金額だ。誰か貸してくれ~~ホント!

  

 


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# by nanohana-rice | 2017-06-28 22:52

季節の香り

 梅雨の時期に咲く花の内、薫り高きものは白百合とクチナシ。
田んぼのすぐ横の畑から匂いが漂って来ました。
f0197297_21571547.jpg
くちなしの花です。
高校の頃には我が家にも樹があって田植え時期に匂っていました。
白百合も今が旬、我が家にはないのですが、近所に咲いています。
オートバイで通りかかっていい香りがしたので、引き返して香りを
楽しみました。

 これは数日前の夕暮れの風景。
f0197297_22041059.jpg
 右下に黒く見えているのはあぜ道で、南北に走っています。
ということは、この時のレンズは北北西を向いています。
太陽はもっと左(西)のほうにあったのですが、夏至のせいでしょうか、
北の空まで赤く染まっていました。

 本田の田植えがあと少し。これが終わったら苗代を片づけて代掻き
して植えたらすべてが終わり。
苗箱を長年使っていると劣化してもろくなってきました。 
フィルムは両耳に四角い穴があって、これに爪が掛かって巻いています。
今はデジカメの時代で、フィルムといっても知らない人が増えてきた。
ASA400の36枚取り・・・・なんて言葉は死語になりつつある。
さて、私の使っているポット田植え機の苗箱はこのフィルムと一緒で、
両耳に穴があってこれを爪が送っています。
もろくなってくると耳の部分が破損して送れなくなります。
そうなると最悪。植えないままどこまでも走ってしまう。
今年はこのトラブルがめっちゃ多かった。

 新しいのは黒っぽいのですが、劣化すると白っぽくなります。
今年は収納するときに全数検査して、古くなったのは処分しよう。
仮にだよ、今使っているのが1900枚弱。
このうち2割が古くなっていたら、その数を新調しなければならない。
400枚としておよそ22万円だ。
古いのばっかりだからとても2割で済むはずがない。
予算を組まなきゃならないほどの出費になりそう・・・

 黒大豆の生えが悪い。
まいた後雨がさっぱりなかった。
田植えがひときりついたら播き直そう。
秋の枝豆を待っている人がたくさんいるから。






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# by nanohana-rice | 2017-06-23 22:29

疲労という血が・・・

 日付が変わってから書きます。
田植えも6日過ぎました。急がず慌てず!何を言われようとマイペース。
一気に植えて除草剤を振って終わるのなら楽なもの。
植えた後の深水管理、代掻きの水、植える田んぼの水加減。
一日の半分は水の世話に明け暮れている。残った時間で植え付けです。
それにしてはもうクタクタ!疲労という血が体中を巡っている。
 
 歳のせいか月日の経つのが速すぎる・・・
植え終わったらすぐに刈り取りになるのは一体どういうことだ?
昨日正月をしたのに、もう半分済んでいる。
いやいや、昨日生まれたはずなのにもう〇〇歳だ。

 こちらも歳のせいか。
天然ニガリは反当3リットル。
全部で210リットルあれば済むから、20リットル容器で11個のはず。
なぜか倍も購入していた。どーしよー!
腐るものではないから来年使えば良いのだが、一年間大邪魔になる。
この液は比重が大きいのだろう。20リットルがとてつもなく思い。

 今年は苗が伸びなかった。私だけではなさそうなのだ。なんでだろ?
田植え後の深水が思うようにできない。

 書きたいことがいっぱいあるはずなのですが、眠くて頭が回らない。
1行打つたびに寝てる。。。。
古希も一昨年終わった。昨日同級生が急に逝ってしまった。
仲のいい奴だった。田んぼの手伝いに来てくれたこともある。
オートバイで足摺岬までキャンプに行ったこともある。
いつの日か自分の番がくる。
もう無理のできない年齢になっていたのだ。
終活という言葉が急に身近に感じられるようになった。

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# by nanohana-rice | 2017-06-21 00:26